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深圳の各村長の狙い:工場の退去を促進して跡地を集合住宅にしたいというのが本音で、一般には建築許可なしのもぐりの集合住宅建設が進んでいるらしい。既存の工場ビル内の寄宿舎は格好の物件となっているようだ。
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政府の労働者保護政策と労働者の意識:2008年に新労働法が施行されてから労働者の意識は政府にバックアップされ守られていると思うようになった。その結果、食事・宿舎から賃金など全てに対しストが行われることとなり、益々過激化している。
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退職金制度:工場を他社に売渡すなど会社の都合で止める場合、補償金の要求が厳しい。台湾、韓国系は夜逃げ以外にないというものも多いが日本の中小企業も対策を考えるべきだ(労働者側では日本企業は人が良いので余計払うと考えている)。
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人材の確保:日本人責任者の海外業務の素養が不足しているので(海外は中国が初めてという人が多い)、現地の優秀人材の雇用が難しい。また離職率が高いことにも問題がある。
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今では女子工員でも良い服を着て、携帯電話を持ち3Kは嫌がる。16人一部屋から数人で部屋をシェアーするといった具合で前述の集合住宅の需要はここにもある。但しストともなると全くの別人のごとく過激になる点は昔と変わりないようだ。
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政治体制とビジネスの強い関連性を避けるわけには行かない。加熱と過剰――冷やしすぎ-----このサイクルはいつまでも続く。
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立法と司法は依然として最大の問題となっている(法体系の複雑さ、法律・条例・規則・指導意見など全て異なる解釈と運用)。
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ビジネスモラル:信用リスク・代金回収に商標・特許のトラブルと更に汚職などいつまでも改善は見られない。
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