注1
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「安倍政権の日本版NSC」の概要
国家安全保障に関する司令塔の機能・役割としては、@外交・安全保障の重要事項に関する基本方針、A複数の省庁の所掌に属する重要な外交・安全保障政策そして、B外交・安全保障上の重大事態への対処に関する基本方針について、それぞれ審議することにある。
安全保障会議設置法の主要な改正点は、会議体の名称変更、審議事項の拡充、審議方法見直し(4大臣会議の創設)、安全保障担当の内閣総理大臣補佐官の設置、専門会議制度の新設、事務局の設置などがある。
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注2
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「民主党の日本版NSC案」の概要
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@
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縦割り行政を排除するため、首相官邸の安全保障と危機管理、情報部門の一元化を図る。
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A
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安全保障・危機管理担当の官房副長官ポストを新設する。
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B
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原発問題や生物・化学テロに対応するため、原子力や細菌などの専門家らをメンバーとする「科学顧問団」を下部組織として新設する。
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C
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メンバーは4大臣制、安危担当の官房副長官(国会議員)
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D
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副長官のもとに安全保障・危機管理監を新設する。
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E
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100人規模の事務局及び情報機能の強化を図る。
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F
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国会のチェック機能のための「秘密委員会」を新設する。等である。
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注3
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「FEMAについて」
FEMAは、スリーマイル島原発事故を受け、1979年に各省庁の災害対策部門を統合した連邦政府内の独立機関として発足した。2003年に国土安全保障省の一部になり、権限と規模が縮小。2005年の米史上最悪の自然災害ハリケーン「カトリーナ」では、初動が遅れたとして国内で批判にさらされた。
民主党INDEXによれば、その構想は、以下の通りである。
「わが国への侵略、大規模テロ、大規模自然災害などの非常事態に対応するため、情報収集・分析体制を内閣官房に一元化するとともに、危機管理に関する権限を持つ「危機管理庁」(日本版FEMA)を創設します。とりわけ国内におけるテロの発生にそなえ、原子力施設へのテロ対策、ハイジャック対策、核・生物・化学兵器テロ対策、在外邦人や在日外国人の安全対策、テロ資金対策、サイバーテロ対策など、広範囲にわたる対策の整備を行います。」とある。
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